(番組HPより)
およそ800年前、武士が初めてつくった政権・鎌倉幕府と京都の朝廷の軍勢が戦い、承久の乱。「武士」をめぐる、今まで知られてこなかった歴史の転換点をじっくりひもとく。
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鎌倉幕府と朝廷との戦い、承久の乱をひも解いた回です。
源頼朝が鎌倉に幕府を開いて武士の世が始まったとされますが、研究者らは近年、武士の世の幕開けとなったのは承久の乱と考えるようになったということです。
なぜ承久の乱が武士の世のきっかけと言えるのか、この乱の結末を見てその理由が分かりました。
戦いの中心人物は、朝廷側が後鳥羽上皇、幕府側が北条義時。
この義時が、苦難を乗り越えながら正しい道を歩もうとした人で、そうした信条に武士たちが信頼を寄せ、また武士たちが何を求めどうすれば動いてくれるかよく知っていて優れた人物でした。