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番組HPより)
山形と秋田の県境にそびえる鳥海山(ちょうかいさん)。日本海をのぞむ標高2236メートルの活火山だ。山頂から海岸までは僅か15キロほど。山ろくに広がる海は多様な生きものがあふれている。
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初夏、山形と秋田の県境、鳥海山のふもとの海に息づく生きものたちを見つめた回です。
山頂から海岸までわずか15キロほどで、海岸線には溶岩でできたごつごつとした岩場が続いていました。
海の中には海藻の森が広がり、多様な海の生きものが見られて豊かな海でした。最近目撃されている光景では、数千匹ものクロマグロの大群が泳いでいるということでしたが、上空から見ると海原に無数の銀色のマグロがきらめいて圧巻でした。
海底では至るところで水が湧き出していて、この湧き水の源は鳥海山で、この海の豊かさに一役買っているそうです。雨や雪の量がとりわけ多い山で、大量の雨水や雪解け水が地中にしみ込み、地下水となって山を下り、地中のミネラル成分と共に海の底から湧き出すため、海藻やプランクトンが育ち、海に豊かになるということです。
初夏、生まれて間もないサクラダンゴウオの赤ちゃんが、5ミリほどの小さな体で海藻にしがみついている姿が見られて可愛らしかったです。