（番組HPより）
神々しいほどの逞しさと美しさ。野生ワニに魅せられた男の冒険。

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ワニ研究者・福田雄介さん（４２歳）を取材した回です。

ワニの研究者を夢見て、オーストラリアに渡って２０年余り。豪北部の町ダーウィンの野生生物研究所で働かれていました。

高校時代、ワニをテレビで見て突如、ワニ愛に目覚めたそうです。
一念発起して英語を学び、２０歳でダーウィン大学に合格。アルバイトをしながら生活費を稼ぎ、大学院を卒業したということです。

「自分の使命は野生のワニを守ること。そのために生まれてきた。」と断言するほど、ワニを愛し、人生をワニに捧げる方でした。

研究所では、ワニの生息数の調査や、ＤＮＡの採取・分布の分析などをして、野生ワニの保護につなげる取り組みをされていました。世界最大のイリエワニは、乱獲で一時絶滅の危機に瀕していたそうですが、保護活動が実って、現在、個体数が回復してきているそうです。

しかし今、個体数が回復してきたら、人間の活動とぶつかり合うようになり、観光客が襲われたり、観光のため野生ワニに餌付けをしたりといった問題が起こっていて、福田さんが危惧されていました。
終盤、川沿いで５ｍもの巨大なワニを見つけて、「野生のまま、このままでいてほしい」と言われていたのが印象的でした。