概要(Amazonより引用)
ダシール・ハメット原作のハードボイルド小説を映画化。
ハンフリー・ボガート演じる私立探偵サム・スペードが謎を解く。
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1941年の白黒映画。
マルタの鷹と呼ばれる彫像の争奪をめぐる物語です。
ハードボイルドな雰囲気に満ちた映画でした。
私立探偵の主人公は、硬派で冷静沈着、早口でよくしゃべり、駆け引きに長けた、ダーティーヒーロー的な魅力のある人物でした。
主人公を含め登場する人物たちが、平気でうその芝居を演じられるくせ者たちで、鷹の彫像をめぐって繰り広げられる駆け引きが面白かったです。
その争奪の行方は、意外な結末でした。
最後に、時に冷徹とさえ思えた主人公の胸の内が垣間見られますが、情に流されず探偵としての美学を貫こうとする姿が格好良かったです。