(番組HPより)
日本の歴史は、小が大を制する「奇跡の勝利」で動いてきた。
その最たるものが、鎌倉幕府打倒につながった楠木正成の戦いだ。
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鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍した武士・楠木正成の実像に迫った回です。
楠木正成は、鎌倉末期に後醍醐天皇方に付いてわずかな兵で鎌倉幕府の大群に勝利し、鎌倉幕府の討幕につなげて、最も厳しい状況から歴史を動かした人物ということでした。
その戦いでは、難攻不落な山城を築き、敵を油断させてから奇想天外な戦法で戦ったり、あることを狙ってあえて長期戦に持ち込んで、最終的に形勢逆転して勝利し、計略にとても優れた武将だったことがうかがえました。
また、地元の人々から協力を得たことも勝利の要因の一つで、普段からあるものを公平に分け与えるなどしたそうで、人とのつながりを大切にし、領民からの信頼も厚かったのだと思われました。