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番組HPより)
人は群衆の中にいるとき「暗示」を受けやすくなり、その「暗示」が次々に「感染」し、やがて「衝動」の奴隷になっていく。これが「群衆心理」のメカニズムだ。
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約100年前のフランスの社会心理学者ギュスターヴ・ル・ボンの著書「群衆心理」を読み解いた第1回です。
ルボンによると、人々がひとたび群衆化すると、単独でいたときに持っていた理性や知性を失い、催眠にかけられたように群衆全体の考え方や感じ方に染められ、動いてしまうということです。
ルボンは、そうした群衆を観察し、幾つかの特徴があることを発見。
「暗示を受けやすく、物事を軽々しく信ずる性質」があることなど、群衆が陥る特徴を鋭くとらえていました。
100年以上前の本ですが、SNS全盛の今、群衆心理は現代社会の問題点に警鐘を鳴らしているということです。群衆心理のメカニズムを鋭い視点で読み解いて、深い洞察の本でした。