(
番組HPより)
国の天然記念物アユモドキ。絶滅の危機にある魚がすむのは、なんと街なかの用水路!?人の営みに寄り添う不思議な暮らしぶりと、幻の魚を守る人々の意外な取り組みに密着。
---
国の天然記念物アユモドキの暮らしと人々の取り組みを見つめた回です。
岡山と京都の里山にしかいない絶滅危惧種の淡水魚で、名前の由来は成長した姿がアユに似ているためですが、口元にひげがあり、ドジョウに近い仲間だということです。
今回、岡山にいるアユモドキの暮らしぶりを見つめました。
棲んでいるのは住宅街を流れる用水路という意外な場所で、それはアユモドキが人のそばでしか生きられないからだということでした。
その用水路は、水が透明で水草が豊富なきれいな水路で、アユモドキはこうした清らかな流れの場所をすみかとしていて、ここでは人の手で手入れして美しい水路が保たれていました。
また、アユモドキは湿地でしか卵を産めないそうで、地域の人たちが、使われなくなった休耕田に水を引いて繁殖場所の湿地を用意してあげる取り組みを30年以上続けているということでした。
こうした人々の地道な取り組みによって命をつないできた魚で、人の近くでアユモドキが泳ぐ風景がとても貴重なものに感じられました。