NHKさわやか自然百景「北海道 ハサンベツの里山」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
北海道・栗山町のハサンベツ里山地区は20年前までは荒れ果てた離農跡地だった。この荒れ地を、地元の人々が整備して小川や水田、雑木林など多様な環境を復活させた。里山復活を目指す人々の取り組みと、そこで命をつなぐ生きものたちを見つめる

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初夏、北海道栗山町のハサンベツの里山に息づく生きものたちを見つめた回です。

かつて農耕地が放棄され荒れ放題になっていた場所を、昔の豊かな里山を取り戻そうと、地元の人々が20年前から整備を続け、復活させたということです。

林を鳥たちが飛び回り、田んぼにはドジョウが泳ぎ、川沿いにはヘイケボタルの光が浮かんで、生きものたちでにぎわう様子が見られました。

林にはエゾエノキが植えられ、この木が植えられたのはある生きものを守るためということです。
それは日本を代表する蝶オオムラサキで、オオムラサキの幼虫はエゾエノキの葉が大好物で、貴重なチョウを里山に増やそうと植えたそうです。

およそ1年をかけて成長した幼虫は、それからサナギになって羽化し、高貴な姿になって空へと羽ばたいて行きました。

チョウになったオオムラサキの命はわずか1か月で、その間に恋の相手を見つけ、またエゾエノキの葉に次の命を託すそうです。そんな美しくはかないチョウが舞う風景が続いてほしいと思いました。
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