(番組HPより)
北海道中央部、たくさんの巨木がそびえる占冠の森。
極寒の冬、太い木に含まれる水分が凍ることで幹が裂ける。そうした裂け目を住みかにするのがエゾモモンガたち。ふだんは単独で暮らすエゾモモンガが、厳冬期になると何匹もが同じ巣穴に入り体を温め合う。
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北海道・占冠の森で、長く厳しい冬を乗り切る生きものたちを見つめた回です。
険しい山の斜面に深い森が広がる占冠は、国内有数の極寒の地で、厳冬期の2月はマイナス30度を下回ることもあり、食べ物を見つけることも難しく、森の動物たちにとってもっとも厳しい季節ということです。
エゾモモンガが身を寄せ合い温め合って過ごしたり、エゾシカやクマタカ、小鳥たちがわずかな食べ物を探しまわったりして過酷な冬を耐えしのぶ様子が見られて、そうして長い冬を越えた後、3月の春の訪れは気持ちが和らぐ場面でした。