(番組HPより)
室町幕府8代将軍足利義政の妻・日野富子。高利貸しで蓄財に励み、息子・義尚を将軍にするため「応仁の乱」を引き起こした、日本史を代表する「悪女」とされてきた人物だ。しかし近年、悪女ではなかったとする説が唱えられるようになった。
---
応仁の乱の原因とされ、日本三代悪女の1人とされる日野富子の実像に迫った回です。
近年、富子は悪女ではなかったとする説が出てきているということです。
その説明を聞くと、息子を将軍にしようと画策したというこれまでの説は確かに無理があり、なるほどと思う内容でした。また、高利貸しで蓄えたお金も、ある目的に使われたそうで、悪女とは真逆のイメージの人物像が想像されました。
それなのに、どうして悪女と呼ばれるようになったのか?は、後に書かれた書物で悪女として描かれてしまうわけですが、なぜ書物で悪女として描かれたかは当時の政治の情勢が関係していて、それに利用されてしまったことは不幸なことでした。それが近年、500年に渡り悪女と言われてきた実像が見直されつつあるのはよかったです。