NHK目撃!にっぽん「0円 からあげ巡礼」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
から揚げを無料で配りながら日本全国を歩き、全くの他人の家を転々と泊まり夜を明かす、そんな不思議な旅をする男性の物語。

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唐揚げを無料で配りながら日本全国を歩く男性、三浦祥敬さん(30歳)の旅に同行したドキュメントです。

無料で唐揚げを配ることで、「お布施」を実践しているという方でした。
「お布施」とは手放す修行で、手放すことで心が豊かになるためにするものだそうで、それを唐揚げでやってみようと思い立って始めたということです。鶏肉の費用や自分の生活費を、唐揚げのお礼や寄付でまかないながら旅を続けていました。

三浦さんは、佐賀県で400年以上続くお寺の家に生まれましたが、家を継がず、この旅をしているそうです。

小さい頃、父親や周囲から寺の跡継ぎに当然なるだろうと思われていたのが重荷だったそうで、決められた人生のレールから外れたいと、イベント企画会社に就職しますが、自分らしさとは何かに悩み、体調を崩して1年半で退職。ある時、自分が好きだった唐揚げを作って何人かにふるまったところ、嬉しそうに食べてくれる人たちを見て肩の力が抜け、自分に素直に生きようと思うようになったということです。

寺を継いでほしい父親とは長年すれ違ったままで、何か明確な考えがあってこの唐揚げの旅をしているわけではなく、自分の思うまま、とりあえず続けてみようとされていました。

奇をてらったことをしているようにも見え、賛否がありそうな旅だと思いましたが、生き方に悩みながら旅をする1人の若者の姿を映していて、この旅の先がどうなるのか気になりました。
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