NHK歴史探偵「大坂の陣 幻の大洪水」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
戦国最後の決戦・大坂の陣。その常識が覆る!幻の大洪水が発生。
大坂城が難攻不落の水の城になっていた。豊臣と徳川の水をめぐるし烈な攻防を徹底調査。

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戦国最後にして最大の決戦、豊臣秀頼と徳川家康の戦い「大阪の陣」の水をめぐる攻防に迫った回です。

大阪冬の陣と夏の陣の2つあった戦いのうち、はじめの「冬の陣」の戦い当時、じつは大阪城の周り一帯が水に浸かっていたということです。

この水は、人為的に洪水を起こして流したものらしく、どうやら豊臣秀頼が起こした洪水と考えられるそうです。淀川の堤防を決壊させ、大阪城のまわりを水浸しにすることで、徳川軍の進撃をはばもうとしたと考えられるそうで、これまでの戦いのイメージがくつがえるということでした。

番組では実際に、当時の地形をCGで作り、洪水シミュレーターで水を流すシミュレーションをしてみて、当時の大阪城のまわりがどのように水浸しだったか再現して、イメージがよく分かりました。

これに対して、家康がどう攻めたか?
家康が着目したのも水で、水浸しだった状況から水の流れを変えたことで、最終的に豊臣を戦意喪失に追い込んだということで、冬の陣は水をめぐる攻防だったことを知りました。

このあと、豊臣側から和睦を申し出たことで戦いは終わったかに思えました。しかし、豊臣が戦力不足を補うために全国から集めていた牢人たちが、略奪や乱暴など社会を乱す行為を繰り返していたことから、これを家康が許さず、次の「夏の陣」が起こったということです。
豊臣の意に反して、浪人たちが原因で「夏の陣」が起こり、豊臣滅亡につながったということで、無念だったろうと思われました。
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