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番組HPより)
最新技術でスタジオに南極を完全再現!タモリさんが東京にいながら南極大陸の謎を行ったつもりで解き明かす。
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南極をテーマに、なぜ人は南極を目指すのかを解き明かした回です。
今回は現地を訪れずに、東京のスタジオで南極の景色を映しながら番組が進んだ、いつもとちょっと違う回でした。インカメラVFXという最新技術で南極を映したのですが、あまり違和感がなく、実際に南極を訪れているかのようでした。
昭和基地との中継もありました。
基地のある場所は、戦後、各国との間で日本が割り当てられた区域で、敗戦国の日本が割り当てられたのは、氷が分厚く接近不可能と言われた場所だったということです。そんな困難な場所に、日本の観測隊は2か月あまりかけて到達することに成功し、それから昭和基地が建設されたそうです。
基地内部の紹介もあり、隊員たちは和気あいあいとした雰囲気で、専属の料理人が作る美味しいものを食べて、憩いの部屋にはバーカウンターやビリヤード台などもあったりして楽しそうでした。
人々が南極を目指すのには、幾つかの理由があって順に解説があり、その一つが南極独自の生物や自然現象を調査・観測するためだということです。
またもう一つは、「氷床」の調査だそうです。
厚さが平均2500mもある氷床は、雪が圧縮されて氷になったもので、氷床ができた当時の空気を含んでいて、その時代の大気の状態を知ることができ、太古の昔から現在に至るまでの地球環境の変化を知るうえで重要だということです。
そのほか、タロ・ジロの奇跡のエピソードに触れたほか、地球最南端である南極点を示すポールが実は2つあること、地球の90%の氷が南極にあること、隕石の80%が南極で見つかっていることなど、いろいろ解説があって、盛りだくさんで面白かったです。