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番組HPより)
北海道別海町の海岸付近では、平らな大地に森が広がる。森に隣接する海岸には高波で食べ物が流れ着き、それを求めオジロワシがやってくる。海岸沿いに広がる湿潤な森が支える命の営みを見つめる。
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北海道東部、オホーツク海に沿って広がる「別海の森」に息づく生きものたちを見つめた回です。
海に面した平らな大地に深い森が広がっていて、海岸と隣接するため、キタキツネやオジロワシなど動物たちが森と海岸を行き来して、食べ物を探す姿が見られました。
早春、雪解けが進むと、平らな大地で地面の傾斜がほとんどないため、雪解け水が溜まって、いたるところで水たまりやぬかるみができました。
水に浸かった木は、根が弱くなりやすく倒れたり立ち枯れたりし、そうした柔らかい木は、オオアカゲラやコゲラなどキツツキたちにとって、削りやすく虫を探しやすい環境だそうです。
さらに、そのキツツキが開けた穴は、自分で木を掘ることができないエゾモモンガにとって格好のすみ家になるそうで、豊富な水が作り出す独特な環境が多くの命を支えていました。