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番組HPより)
山形県の月山は日本有数の豪雪の山で、夏もあちらこちらに雪が残る。この時期、稜線付近や中腹のブナの森は生きものたちで活気あふれる。雪が育む自然のつながりを見る。
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夏、山形県の月山に息づく生きものたちを見つめた回です。
国内有数の豪雪の山で、山頂付近には夏でも雪が残り、その多くが解けきらないこともあるそうです。山の上部は、背の高い木が見られず、ところどころ雪が残るなめらかな山肌が特徴的でした。
冬に強烈な季節風が吹き付け、大量の雪が降り積もることが、木々の成長を妨げ、このような景観を作っているということです。
夏の始めの6月上旬、山の上部の稜線では、渡り鳥のビンズイが子育てをするためにやって来て、雪の上を歩き回って、雪の上にいる虫を捕まえる姿が見られました。雪の上は、虫たちの動きが鈍くなり、鳥たちにとって格好のレストランだということです。
ただ、その鳥たちを狙うハヤブサの仲間、チョウゲンボウなどの天敵がやってくるため、イワヒバリの仲間のカヤクグリは、天敵に見つかりにくい霧が出ている日に雪の上に現れて虫を探し、親鳥がヒナに捕まえた虫を渡す様子が見られて微笑ましかったです。