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番組HPより)
数寄屋建築の名工が手掛けた大徳寺・黄梅院の天井。普段は非公開・匠の技が光る網代天井。絢爛豪華!120人の日本画家が描いた天井絵。巨大な傘があなたを包む!光と風をあやつる天井。
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さまざまなしつらえの天井を鑑賞しながら、その魅力を紹介した回です。
伝統的な数寄屋建築の天井から、波打つような曲面の現代建築の天井まで、いろいろな天井が紹介され、天井の自由さや、豊かな空間演出をする天井の魅力に触れました。
その中で、福島県飯舘村にある山津見神社の天井は、格子状のマスの板に一つ一つオオカミの絵が描かれた独特なものでした。
原発避難中の2013年に火災があり、オオカミの天井絵は焼失してしまったそうです。しかし後に、日本オオカミの研究者が、すべての絵の写真に記録していたことが分かり、東京藝術大学大学院の教授が中心となって、その記録写真を頼りにオオカミの天井絵が復元されたそうです。
描かれていた絵は、じゃれ合ったり、子育てをしたりするオオカミたちの絵で、素朴で温かみを感じる天井で印象的でした。