NHK歴史探偵「南極タロジロ物語」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
南極に残されたタロとジロをめぐる謎の解明に挑む。危険を回避する犬たちの優れた能力、食料の秘密、生存のカギを握る「第3の犬」の存在など、犬たちとともに徹底検証。

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64年前、南極に置き去りにされ生き延びたカラフト犬、タロとジロをめぐる謎に迫った回です。

1957年(昭和32年)、日本の南極観測隊によって置き去りにされた15頭のカラフト犬。極寒の地で、食料もなく鎖につながれたままでしたが、約1年後に観測隊が再び訪れたとき、タロとジロと再会。2頭だけが奇跡の生存を果たしたということです。

はじめに、当時は雪上車もあったのに、なぜ古典的な移動手段である犬ゾリのためにカラフト犬が連れてこられたのか説明がありました。
犬にはクレバスといった氷の割れ目を嗅覚で感知するなど、危険を察知する能力があり、マイナス30℃の寒さでも大丈夫なカラフト犬が調査に同行したということです。

それから、なぜ犬たちは置き去りにされたのか?という疑問に迫りましたが、敗戦国となった当時の日本が置かれた状況や、南極という特殊な環境、天候など、いろいろな事情が重なって置き去りにするという決断に至ったということで、犬たちにとってはとても不運な事でした。

そして、タロとジロはなぜ生き延びることができたのか?
それには「第3の犬」が関係していたということでした。
その頃、タロとジロはまだ1歳で幼かったのですが、鎖から外れることができた2匹は、その第3の犬がいたおかげで、食べ物を得ることができ、南極の中でも比較的暖かい基地周辺に留まって生き延びることができたと考えられるそうで、その犬の存在がとても大きかったことを知りました。
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