(
番組HPより)
いま、短歌の世界が熱い。五・七・五・七・七の31音の短い調べはSNSとの相性もよく、そっと背中を押し、一歩先を照らすような言葉が、じわじわと人気を博している。中でも注目されているのが、歌人・木下龍也だ。
---
歌人・木下龍也さん(34歳)に密着取材した回です。
自身の歌作りをする一方で、「依頼すればあなただけの短歌を作ってくれる」という取り組みをされて、5年間で延べ800首の短歌を作ったということです。その1人1人に作った短歌を1冊にした『あなたのための短歌集』が異例の売れ行きで、注目を集めている方でした。
現在、新たな歌集に向けて準備をされていました。
その中で、ある時、自分の現在地を見極めかねていると、悩みを話す場面がありました。『あなたのための短歌集』が自分の中で高い壁になっていて、どの方向に進んだらいいか悩まれていました。
そんな中、詩人・谷川俊太郎さん(90歳)と対談の機会がありました。
木下さんにとって、谷川さんは神様のような憧れという存在だそうです。対談では終始緊張されていましたが、思い切って自分の素直な気持ちを谷川さんにぶつけたところ、谷川さんからそれに応える素敵な言葉があり、それが方向性を示してくれるものになったようで良かったです。