(番組HPより)
北海道、大雪山系南部にそびえる、標高1912メートルの富良岳。
火山ガスが吹き付けることなどで植物が育ちにくく、生きものにとって過酷な環境だ。そんな富良野岳にもたくましく生きる命が見られる。
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夏から秋、北海道・富良野岳に息づく動物や植物を見つめた回です。
富良野岳は、火山活動の影響で生きものにとって過酷な環境ということですが、そんな山に適応して暮らす動物や高山植物が見られました。
火山性の強い酸性の土壌にも耐えられる様々な高山植物が咲いて、ごろごろした岩場ではその高山植物を主食とするエゾナキウサギが動きまわっていました。
すき間の多い溶岩の岩場は、エゾナキウサギにとって絶好の隠れ家だそうです。冬眠せずに長く厳しい冬を過ごすため、雪に覆われてしまう前に活発に動きまわり次々と食料の葉を運んで岩のすき間にため込む、可愛くもたくましく暮らす姿が見られました。