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番組HPより)
愛媛県南西部に広がる宇和海。太平洋から暖かな黒潮が流れ込む影響で、100種を超えるサンゴが群生する。そうした宇和海は生きものたちの楽園。命あふれる夏の宇和海を見つめる。
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夏、愛媛県の宇和海に息づく生きものたちを見つめた回です。
リアス海岸の入り組んだ沿岸で、ごつごつとした地形が海の中まで続き、そこにさまざまなサンゴが群生していました。
テーブル状のものや、木の枝のようなものなど、多様な形や色をしたサンゴが見られ、その周りを色とりどりの魚が泳ぎまわってカラフルできれいでした。
ハマサンゴと呼ばれる高さ2mほどのひときわ大きなサンゴもありました。1年で5ミリぐらいしか成長しないため、100年以上生息していると考えられるそうです。
海底の一部には、海草とサンゴが一緒に見られる場所もあり、こうした一緒に見られるのは珍しく、宇和海ならではということです。
夏のある夜には、サンゴの表面に無数のピンク色の玉が現れ、そしていっせいに産卵して小宇宙のような神秘的な光景でした。