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番組HPより)
北海道の南西部を流れる千歳川。至るところから水が湧き出し、一年を通して凍ることがない。温かな水の中にはたくさんのサケの仲間が暮らす。それを狙ってヤマセミが繰り返し川に飛び込み、巨大なオジロワシもやってくる。
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早春、北海道南西部を流れる千歳川の水辺に集まる生きものたちを見つめた回です。
清流として知られる千歳川は、至るところから温かな湧き水がこんこんと湧き出し、一年を通して凍ることがないそうです。こうした環境を利用して、小さなヤマセミから巨大なオジロワシまでやって来て、果敢に水に飛び込んで魚を捕らえる様子が見られ、厳しい季節に凍らない川が多くの生きものを支えていました。
千歳川の周辺には深い森が広がっていて、雪に覆われた森の中では、コゲラやアカゲラ、クマゲラなどキツツキの仲間が、中に潜む虫を食べるため木の幹や枝をつついてまわる姿がありました。
このキツツキと小鳥たちには、意外な関係があるそうです。
それは、キツツキたちが木に傷つけた場所からしみ出した甘い樹液が凍ってつららとなり、その甘いしずくが小鳥たちにとってごちそうになることで、シマエナガやシジュウカラが美味しそうにつららをなめる様子が見られて微笑ましかったです。