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番組HPより)
戦国の覇者をとりこにした黄金の島・佐渡。伝説の坑道に潜入調査。
魔性の輝きと天下人の野望。
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かつて大量の金など鉱物が採掘された佐渡の鉱山の歴史をたどった回です。
今回、最大級の金の産出量を誇った坑道に入って調査を行い、その痕跡から山師と呼ばれる当時の採掘集団がどのように掘り進めたのか知ることができて興味深かったです。当時は照明もない中、手作業で1日10センチずつ掘り進めるペースだったそうで、想像以上に過酷で気の遠くなるような作業だったことを知りました。
この坑道を掘った山師たちのリーダーだった味方さんという方は、15億円の資金を投じて掘り進め、10年以上たっても金の鉱脈が見つからず、あきらめかけたときようやく見つけることができたそうで、一攫千金を夢見る男の強い執念を感じる話でした。
こうして苦労して採掘した鉱物は、あの天下人たちの野望を支え、歴史を動かしていく大きな力になったということで、戦国・江戸の歴史と佐渡の深い関わりがよく分かりました。