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番組HPより)
絶滅危惧種の生きものたちを守るため、日本で始まった画期的な取り組みをご紹介。あの手この手で絶滅から救おうとする活動の最前線に迫る。
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放送15周年の特別回で、絶滅危惧種の2つの生きもの、ツシマヤマネコ、ライチョウを守る日本の取り組みを紹介した回です。以前に放送されて知っている部分もありましたが面白かったです。
ツシマヤマネコの保護では、動物園で生まれ育ったヤマネコを、対馬の自然の中で生きていけるように訓練する取り組みでした。広大な土地に対馬の自然環境を再現して、長い期間をかけて訓練する前例のない取り組みで、獲物を捕まえる訓練など、ヤマネコは最初は失敗ばかりでしたが、少しづつ成長が見られて微笑ましかったです。
ライチョウは、近年、人間の活動などが原因となってニホンザルやキツネ、テンなどの天敵が生息域の高山地帯に現れるようになり、ヒナが襲われて数を減らしているということです。そこで取り組んだのが、ヒナが飛べるようになるまでの1か月半、人が付きっきりで守るボディーガード作戦で、寒い高山地帯で人が1日10時間以上見守り続けて大変そうでしたが、無事に育つヒナたちが増えて成果が上がってきているそうで良かったです。
ただ、地球温暖化で平均気温が上昇すると将来ライチョウが絶滅する恐れがあるということで、ここにも地球温暖化の影が忍び寄ってきていて考えさせられました。