(
番組HPより)
日本のダ・ヴィンチと呼ばれマルチな才能を発揮した芸術家・本阿弥光悦。戦国~江戸初期に活躍した光悦の謎に満ちた実像と作品に込められた驚きの仕掛けに最新科学で迫る。
---
戦国末期~江戸初期に活躍した芸術家・本阿弥光悦の人物像に迫った回です。
書、陶芸、工芸などマルチな才能を発揮し、日本のダ・ヴィンチとも呼ばれるそうですが、その人物像は謎に包まれているそうです。
光悦の作品には、美しさだけでなく様々なギミック(仕掛け)があり、その斬新な仕掛けこそが光悦の芸術の凄さだということです。
具体的なギミックとして、あえて「違和感」を感じるようにしてそこに注意を引きつけたり、観る者が作品に意味を見出して感動が深まる「アハ体験」が起きる仕掛けをしたということです。
光悦の独特な感性はどこからきたのか?
それは本阿弥家が室町時代から刀剣の研ぎや鑑定をしていた家系で、美しさを見分ける審美眼が身についたのではないかということです。
もう一つ、母親の教育法があり、光悦をほめて育てて、光悦の自尊心を傷つけることなく育てたことで、才能が自由に開花したのではないかということでした。
番組で幾つかの作品が紹介されましたが、美しさの中に遊び心があって、あまり形式に縛られず、自由な発想で作品を楽しんで作っていた人だったのではないかと思われました。