(番組HPより)
北海道東部、阿寒湖の周辺の森は、原始の面影を色濃く残す貴重な森だ。昼間でも暗い森の中を幾筋もの川が流れ、湿潤な環境が保たれている。微小な生きものの営みを見つめる。
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北海道・阿寒湖の周辺の森に息づく小さな生きものを見つめた回です。
ほとんど人の手が入っておらず、木々がうっそうと茂る深い森で、森の中を縫うように流れる川が湿気をもたらし、また深い霧が発生する地域で、高い湿度を好む生きものにとってこの森は楽園だそうです。
その湿気を好む生きものということで、コケやキノコ、それと動物でも植物でもない「粘菌」が見られました。
この粘菌がふだんは1時間に1センチほどの速度でアメーバのように動きますが、一生に1度だけ胞子を放出する姿に変わってあとは2度と動くことはないそうで、はかなく神秘的に感じられました。