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番組HPより)
江戸時代に人気があった水茶屋の「看板娘」。水茶屋は街角や寺の境内などに店を構え、お茶やだんごを客に出していた、いわばカフェである。口入れ屋に依頼して美しい看板娘を仕立てあげ、店の集客を図る。人気ばん回作戦は、成功するのか?
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江戸時代、ある一軒の水茶屋が、看板娘を仕立てあげ、集客を図ろうとするお話です。
水茶屋は江戸時代のカフェで、この頃は水茶屋ブームで店が乱立し、互いに客を取り合う過当競争に陥っていたということです。
経営不振に苦しむこの水茶屋の主人は、口入れ屋というコンサルタントに店の立て直しを依頼。この口入れ屋の男が考えた秘策が、唯一の従業員である1人の女性を、店の看板娘に仕立てあげて集客しようとするものでした。
娘は、ヘアメイクとスタイリストがついて外見を可愛らしくし、また行儀見習いの訓練を受けて接客態度も改めたところ、お客が集まるようになり、店は活気を取り戻しました。
さらに、券を5枚集めるとお茶が1杯もらえるポイント商法を取り入れたり、浮世絵師に描いてもらった娘のブロマイドなど看板娘グッズを売ったり、口入れ屋の男がいろいろと巧みな仕掛けをして、大繁盛に。
その後、この娘を巡って大きな騒動になるのですが、最後は心温まる結末でした。
この時代、こうした看板娘を立ててお客を呼び込むお店は多くあったそうで、現代の先駆けとなるような商法がこの頃にすでに行われていて、それだけこの時代も大変だったのだと思われました。