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番組HPより)
1941年12月8日、真珠湾攻撃に関わった若者たちは何を感じたのか?写真のカラー化で心の内を探る。
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80年前の1941年、日本軍が起こしたハワイ・真珠湾への奇襲攻撃。その時に撮影された白黒写真をカラー化することで、真珠湾攻撃のリアルに迫った回です。
白黒写真だとどこか遠い出来事のように感じられるものが、デジタル技術で着色してカラーにしてみると、リアルで伝わってくる感じがぜんぜん違って感じられました。
番組では、日本軍の若者たちが映る1枚の集合写真に注目し、その心の内を探りました。
その集合写真は、鹿児島の料亭での宴会で撮影されたもので、無礼講ではっちゃけた様子の日本軍の若者たちが映っていて、他のかたくるしい集合写真とは明らかに違うものでした。
その撮影された日などを調べていくと、真珠湾攻撃の直前の1か月前、海軍が主催して全体で行ったという珍しい宴会だったということです。
当時、同じような宴会に参加したことがあるという方にお話をうかがうと、真珠湾攻撃は極秘任務のため事前に知らされていませんでしたが、突然こういう宴会があって、「戦争に行くんだな」という密かな予感はあったそうです。
この写真に映る若者たちも、宴会を心から楽しんでいるように見えますが、心の内には複雑な思いがあったのではと想像されました。
また、もう1枚、1人だけ白く塗りつぶされている不思議な集合写真の謎にも迫りました。その1枚には、1人の日本人兵士が言いようのない苦悩を抱えることになるも、そこから希望を見いだす再生の物語が込められていて感動的でした。