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番組HPより)
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で注目、北条政子の人物像に迫る!従来の悪女イメージを覆す発掘品が登場。政子の演説を分析すると、シェークスピアとの共通点が!?
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北条政子の人物像に迫った回です。
日本三大悪女の1人とされ、強くて怖いイメージがありますが、今回調査したところ、そのイメージが変わるものが見つかったということで紹介がありました。
一つは、鎌倉の山で発掘された幾つかの「くし」で、政子が埋めたのではないかとされるものだということです。
くしを埋めるこの行為は、平安時代に「別れのくしの儀」という旅立つ人にくしを渡して別れを惜しむ風習があり、政子もそれにならって、幕府のために命を落とした女性たちを供養したのではないかということで、深い思いやりのある一面が垣間見えました。
源頼朝を妻として支え、頼朝が亡くなった後は尼将軍として鎌倉幕府を26年間統率しますが、政治的手腕に優れ、とても優秀な女性だったとされるそうです。
それをあらわす有名な出来事が、承久の乱の際に政子がおこなった演説だそうです。
後鳥羽上皇が北条義時の追討を命じて乱が起こり、御家人たちが朝廷側につくか幕府側につくか迷いが生じていたとき、政子が演説を行って御家人たちの心を一つにしたもので、それを番組ではシェークスピアの戯曲ジュリアス・シーザーの登場する演説と共通点があるということで解説があり、面白い比較でした。
こうした政子の行動を知って、頼朝の志を受け継ぎ、幕府が続くように尽力した強さと深い愛情を感じました。