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番組HPより)
かつて森の多くが失われた栃木県日光市足尾の森。人々の努力で蘇った森は生きものの宝庫。夏から秋、足尾の森で野生の素顔を見つめる。
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夏から秋、栃木県から群馬県にかけて連なる足尾山地に息づく生きものたちを見つめた回です。
緑豊かな森が広がる山地の中で、その一部にところどころ岩がむき出しになった山がありましたが、そこがかつての足尾銅山で、銅の精錬の際に発生する有毒ガスや燃料のための木の伐採で森の多くが失われたということです。しかしその後、人々が100年以上かけて森の再生に取り組み、半分近くが蘇ったそうです。
森ではさまざまな鳥、ニホンザル、ニホンジカ、ニホンカモシカのほか、本州の森の生態系の頂点に立つツキノワグマの姿も見られ、森の恵みを食べながら暮らしていて、緑が回復して多くの動物が戻ってきたことが感じられました。