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番組HPより抜粋)
10年前、夢の万能細胞を作り出したノーベル賞学者・山中伸弥(55)。
「iPS細胞」は、皮膚などの細胞から、人の体を作り上げているどんな細胞にも変化させることができ、再生医療や新薬の可能性を大きく切り開いている。
そして今、生命科学の根幹に関わる新たな研究に踏み出した。
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山中さんが新たな研究、NAT1という謎の遺伝子の解明に挑む研究現場に密着。
NAT1が生命にかかせない大切な役割をしているはずという山中さんの見立てのもと、さまざまな検証をしますが、この謎の遺伝子の働きがなかなかつかめず...。
そうした意味で、目覚ましい進展というのはそうそうなく、うまくいかないことの連続という普段の研究現場を映していたと思いました。
山中さんはいつも穏やかで、質問に丁寧に受け答えしているのが印象的でした。一方で、謎の遺伝子を解明するため、あらゆる可能性を調べようとしていて、内に秘めたものが感じられました。