(
番組HPより)
天下分け目の関ヶ原の戦いを直前に送られた500通の書状から読み解く。戦国最大の情報戦に迫る。
---
関ヶ原の戦いの直前に送られた書状を読み解き、合戦の真相に迫った回です。
1600年9月15、わずか1日で勝敗がついた関ヶ原の戦い。
実はその2か月前から、全国で書状による激しい情報戦が繰り広げられ、それが戦いの勝敗を大きく左右したということです。
2か月前に挙兵した西軍の石田三成が、安芸の戦国大名・毛利氏らに書状を送って味方につけ勢力を拡大させたのに対して、東軍の徳川家康も170通もの書状をしたためて大名たちを味方にしようとし、水面下で大名たちの激しい駆け引きが行われていたということです。
書状を使った情報戦は決戦の前日まで行われ、戦いの大きなポイントとなった西軍の毛利家家臣の吉川広家に、東軍の黒田長政が密書を送り、毛利が戦いに一切かかわらないという密約を結んだことで、戦局は家康側に大きく傾いたということです。
戦いが始まる前に、情報戦ですべて決まっていたという見方もでき、これまでと違った関ヶ原の戦いの姿を見えてきて興味深かったです。