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番組HPより)
今回は「カオス理論」。数学で未来を予測することはできるのか?天才たちがたどり着いた結論とは。
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再放送を視聴。
カオス理論を解説した回です。
かつては、「最初の条件が少しズレても、結果はそんなに変わらない」というのが、数学者の常識だったそうです。
ところが19世紀末以降、「最初の条件がほんのちょっとずれてしまうだけで、未来の結果が大きく変わってしまう」ということに数学者たちが気づきだしたそうです。
この事実は「初期値敏感性」と名付けられ、その性質を「カオス(混沌)」という言葉で示されるようになったということです。
世の中はカオスにあふれていて、これまでの未来を予測しようと作られてきた数々の数式は、最初の条件がほんのちょっとずれてしまうだけで 結果がどこに飛んでいくか分からないことから、未来を予測するのがほとんど不可能という真実が明らかになったということです。
「ブラジルの蝶の羽ばたきは、テキサスで竜巻を引き起こすか」というバタフライ・エフェクトも、カオス理論を示したものだそうです。
予測が困難で何が起こるか分からないからこそ、世の中は味わい深いのではないかと思われました。