(
番組HPより)
聴力を失ったジャズベーシスト、体に刻まれた「音」の記憶を引き出し演奏。人工内耳で取り戻した音の世界を映像化。
---
7年前に両耳の聴力を失ったジャズベーシスト、吉本信行さん(63)の音の世界に触れた回です。
聴力を失うも、手術をして人工内耳という補助器具を付けられるようにし、人工内耳が外から拾った音を電気信号で神経に伝えることで、会話の半分ぐらいや生活音は聞こえるようになったということです。
しかし、メロディーは認識できず、音楽家にとって致命的なことですが、それでも諦めずに演奏を続ける吉本さんの日々を映していました。
聴力を失って、音は波動・振動であることに気づいたそうで、その波動・振動を感じ取りながら自分の中の音の記憶を引き出して演奏し、一緒に演奏したジャズマンも「本当は聞こえているんじゃないか」と驚くほどで、前向きに好きな音楽と向き合い楽しまれていて素晴らしく思いました。