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番組HPより)
いま世界の紛争地では、人間の判断を介さず自律的に敵を攻撃するAI兵器が戦力になり始めている。大国がAI兵器の運用を本格的に開始する2030年、世界はどこに向かうのか。
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第5回を視聴。
AIを使用した戦争の問題を見つめた回です。
西アジアの紛争地では、すでにAIを搭載した自爆型ドローンが使用されていて、敵兵が持つスマートフォンの通信電波を探知して目標をピンポイントで攻撃する映像が紹介され、狙われると逃げられない恐怖を感じました。
また、こうした直接の軍事手段とは別に、非軍事的手段によって相手国を弱体化させる攻撃が懸念されているそうです。武力を行使することなく、サイバー攻撃でインフラ機能を麻痺させたり、フェイク情報を拡散して社会の分断を図ったりするもので、日常と戦争の境が曖昧になっていくことから「グレーゾーン戦争」と呼ばれるそうです。
未来の戦争は、武力行使よりも、この「グレーゾーン戦争」の割合が増大していくそうで、戦地ではなく、人々の身近な日常の中で知らない間に相手国の戦略が進行しているかもしれないという怖いお話でした。
AIと軍事の結びつきは想像以上に危険で、また「グレーゾーン戦争」が今後加速していくことが想像されて考えさせられました。