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番組HPより)
北海道、知床半島の付け根を流れる斜里川。冬、最低気温は-20℃近くにまで冷え込むが、豊富な湧き水のおかげで完全には凍らない。湧き水が作り上げた冬の楽園を見つめる。
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冬、北海道東部を流れる斜里川に息づく生きものたちを見つめた回です。
厳冬期、最低気温は-20℃近くまで下がりますが、地下から湧き水が豊富に出ているため、川は一年じゅう凍ることがないそうです。
動物たちにとって過酷なこの季節、キタキツネやエゾリスなど、川の周りに集まってくるいろいろな動物が見られ、潜水が得意なカワガラスは、食べ物を求めて川の中に飛び込む姿がありました。
この川の最大の特徴が、冬になってもサケが川を上がってくることだそうです。川が凍らないため、繁殖のために真冬でも多くのサケが海からやって来るそうです。
そのサケを狙ってオオワシやオジロワシなど猛禽類やキタキツネが水辺に集まり、また水の中では、サケの卵を目当てにヤマメやアメマスなど小魚が集まり、水の上ではその小魚を狩るヤマセミの姿があって、厳しい季節、凍らない川は多くの生きものを支えていました。