NHKさわやか自然百景「長崎 野母崎」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
東シナ海を臨む長崎県の野母崎。冬、岬の周辺は多くの鳥でにぎわう。豊かな海の恵みが冬を越す鳥たちの命を支える。

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冬、長崎半島の先端にある野母崎(のもざき)に集まる鳥や海の生きものを見つめた回です。

周辺の海は、対馬海流の暖流の影響を受けて冬でも比較的あたたかく、多くの魚が集まり、そして、その魚を求めてたくさんの鳥が集まってきて鳥たちの楽園になっていました。

崖には、繁殖地から冬を越すためにやって来た、白と黒の羽毛が特徴的なカツオドリの群れが見られました。狩りの時間になると、崖から沖へ飛び立ち、次々と急降下して海に飛び込んでは小魚を捕まえて豪快な狩りでした。

また、越冬のために飛来したウミアイサは、とつぜん海面を走り出して小魚を追い立てて捕らえるユニークな狩りで、鳥たちはそれぞれの狩りのしかたで命をつないで冬を乗り越えようとしていました。

魚タカと呼ばれ一年中このあたりに暮らすミサゴの姿もあり、単独で海に飛び込んで大きな魚を豪快に捕まえたり、繁殖に備えて巣作りをする様子が見られて、豊かな海が多くの鳥たちを支えていました。
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