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番組HPより)
信長が恐れた“日本最大の海賊”村上海賊と“戦国最強のスナイパー集団”雑賀衆!知られざる強さの謎に迫る。
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戦国時代、織田信長が恐れたという「村上海賊」と「雑賀衆(さいかしゅう)」の強さの秘密に迫った回です。
瀬戸内海を支配していた「村上海賊」は、このあたりに住んでいた海の民と言われているそうです。瀬戸内海の複雑で激しい潮の流れを理解し、海上で優位に立てたことで、海に関所を設けて通行料をとり、その代わりに航海の安全を保障したということです。
番組では、村上海賊が実際にどのように戦ったか、海上での戦い方を再現。小舟で島陰から突然現れて近づいてきて、「ほうろく」と呼ばれる丸い爆弾を投げ込んでくる戦い方で、あっという間の急襲で恐れられる理由がよく分かりました。
「雑賀衆」は、紀州にいた戦国最強の鉄砲集団だそうです。
「雑賀」とは、和歌山の地域を意味し、今で言えば和歌山市民で、もともと普通の人々が、「自分の身は自分で守る」自治の精神から、敵が攻めて来たときに対抗したということです。
最強のスナイパー集団とされますが、使っていたのは狩猟用の火縄銃で、武将たちが使う銃より一回り小さいもので、性能も劣るものでした。しかし、そうした性能が劣る部分を、命中率を高める研究をし、組織化するなどして知恵で補ったということです。
畿内を支配しようとしていた織田軍は、「村上海賊」とも「雑賀衆」とも実際に激突し、信長は彼らの攻撃に相当苦しめられたそうです。
「村上海賊」も「雑賀衆」も、信長に決して屈することはなかったそうで、大名でもない、地域に根ざした人々の強い誇りを感じました。