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番組HPより)
不思議な二重生活を送る男性がいる。東京の大手証券会社で働きながら4時間かけて福井に通い、小さな映画館を守っているのだ。男性の迷いと決断の一夏を見つめた。
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東京と福井の両方で仕事をし生活を続ける男性に密着したドキュメントです。
東京の証券会社でシステムエンジニアとして働きながら、月の半分は故郷・福井にある小さな映画館の館主を務める男性。
父が館主をしていた映画館で、もともと継ぐ気はありませんでしたが、父の急逝をきっかけに、迷っている暇なく継ぐこととなり、3年経った現在も続けているということでした。
創業66年の老舗映画館は、スクリーンが一つだけのレトロなミニシアターで、昔ながらの雰囲気が素敵でした。
二重生活は、東京での仕事が月半分ほどしか出勤できず、収入が大きく減り、福井の映画館も無給で働いているため、会社や妻と子に少なからず影響を与えることに。しかし、申し訳ないと思いながらも、この映画館に惹かれ全国からやって来るファンのためにも出来るかぎり続けようとされていて、父が残したこの映画館を守りたいというゆずれない思いが感じられました。