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番組HPより)
長野と岐阜の県境にそびえる北アルプスの西穂高岳。7月、頂上直下の谷にまだ雪が残るなか、斜面には色とりどりの高山植物が花を咲かせる。この時期、高山にはさまざまな鳥が姿を現す。夏の西穂高岳で輝く命の営みを見つめる。
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夏、長野と岐阜の県境にそびえる西穂高岳に息づく生きものたちを見つめた回です。
頂上付近は急峻な峰々の岩場が続き、尾根の周辺には背の低いハイマツの茂み、その下の標高の低い山腹には背の高い森が広がっていて、変化に富んだ環境が多様な生きものを育んでいるということです。
「花の山」としても親しまれるそうで、夏の斜面には高山植物の花畑が広がり、色とりどりの花が咲いて鮮やかでした。
尾根周辺のハイマツの茂みでは、繁殖のために来たライチョウやカヤクグリなどの鳥たちが見られました。ハイマツの茂みは、タカなど猛禽類の天敵からヒナを守ってくれる格好の子育て場所ということです。
しばらくたった日、茂みに作ったカヤクグリの巣でヒナがかえり、親鳥が食べ物を探して忙しく飛び回る姿があって微笑ましい様子でした。