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番組HPより)
江戸は当時世界一の水道都市だった!?玉川上水の秘密をタモリさんが江戸東京博物館で解き明かす!全長43kmにおよぶ玉川上水は地形を見極めて作られていた!?
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江戸東京博物館を訪れ、江戸時代の水事情を解き明かした回です。
タモリさんたちはあちこち出歩かずに、現地からリポーターの中継を交えながら進んだいつもと違った回で、面白かったです。
江戸は当時、世界一の水道都市だったということですが、想像以上にしっかりした水道システムで驚きでした。
江戸に供給した水の7割は、江戸初期に造られた人工水路「玉川上水」によってもたらされたということです。江戸城の東側は、海を埋め立てて町にしたもので、地下水はしょっぱくて利用できず、はるか西の現東京・羽村市から約40kmもの距離を水を引く大工事をしたということです。
その玉川上水のルートを地形図と重ねながら見ていくと、自然の高低差を活かして、高い所から低い所へ流れるように地形を見極め、考え抜かれたルート選びがされていました。
地形のことをよく理解していた人物がルートを決めたと考えられますが、工事がどう行われたか記録が残っておらず、それが誰がかは謎だそうです。ただ、別の史料から、ある1人の人物が考えられるということでした。
玉川上水ができたことで、江戸の町に水を供給しただけでなく、その後、上水からの分水により西側地域が発展するなどして、今の東京の発展につながっているそうで、お題の意味がよく分かりました。