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番組HPより)
誰もが身近であり、決して起きてほしくないもの、それが交通事故。
しかし交通事故は、その“瞬間”を目にしていなければ真実はわかりにくい。捜査員たちは、被害者や遺族の悲しみに苦悩しながら奔走し、たったひとつの可能性から真実を突き止める。
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交通事故にまつわる幾つかの物語をオムニバス形式でつないだ前後編のドラマです。
主人公は、交通課に異動して間もない女性警官で、ベテランの上司らと共に事故を捜査し、真相を明らかにしていきます。交通課が憧れで、正義感の強い快活な女性でしたが、被害者に同情して入れ込み過ぎるところが玉にきずでした。
事故の捜査は、信号機の秒数からその時に青だったか赤だったかを割り出すなど緻密で、わずかな糸を手繰り寄せるようにして真相に迫っていくのが面白かったです。
どの物語も加害者と被害者という単純な関係では割り切れず、法律では裁けないものもあり、当事者にしたらやりきれない気持ちになるところもあって考えさせられました。