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番組HPより)
独創的な発想で世界を変える「天才」たち。その「ひらめき」に最新科学は迫る。
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天才たちのひらめきの力に科学的にさまざまな角度から迫った回です。
天才たちのひらめきの核になっているものは「直感」の力ということです。脳の中心部にある大脳基底核という部分があり、天才と呼ばれる人たちはこの大脳基底核を無意識に使って、直感で瞬間的に答えを出しているということでした。
IQと天才の関係にも迫りました。
研究によると、IQが高くても、必ずしもその人が天才的な偉業を成し遂げるわけではないという結果だったそうです。一方、あるノーベル賞受賞者2人は、傑出してIQが高いわけではありませんでしたが、偉業を成し遂げたそうです。彼らに共通するのは「こだわり」と考えられ、とにかくこれが好きで、こだわって繰り返し繰り返し考えることで新しいアイデアが生まれていくと考えられるということでした。
「ぼんやり」することとひらめきの関係にも迫り、興味深いお話でした。一見何もしていないように見える「ぼんやり」としているときも、脳は休んでいるのではなく働いているということです。このとき、デフォルト・モードと呼ばれる脳の遊びの状態になっていて、アイデアどうしが偶然結びついて新しいアイデアが生まれると考えられるそうで、ぼんやりすることの大事さを感じるお話でした。