NHK歴史探偵「黄金の国ジパングを探せ!」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
「東方見聞録」の黄金の国を求めて、北は東北からタイ、スペインへ!「モンスター金」と呼ばれる巨大金塊の謎やコロンブスの真実にも迫る。新年にふさわしい黄金づくし!

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マルコ・ポーロの東方見聞録に登場する黄金の国「ジパング」の真相に迫った回です。

日本のことと考えられてきたジパング。
ところがマルコ・ポーロは、じつは日本には来たことがなく、「ほらふきマルコ」のあだ名があったそうで、ジパングとは本当に日本のことなのか今回調査しました。

ヴェネツィア出身のマルコ・ポーロは、15歳でアジアへ旅立ち、その後、モンゴル帝国のフビライ・ハンに17年間つかえ、各地を巡りながらアジアの情報を収集。その内容を盛り込んだのが東方見聞録だそうです。
日本については実際に見たことを書いたわけではなく、日本と貿易していた中国などの商人から情報を得たと考えられるということでした。

ジパングは、タイなどの東南アジアの国ではないかという見解もありましたが、当時、日本の東北地方には金の産地が数千か所あったとされ、また、東方見聞録に出てくる「黄金の宮殿」のモデルと言われる建物が、岩手県のあの仏堂のことだと考えられ、やはりジパングは日本のことだろうという結論でした。

さらに、ジパングが世界に与えた影響に話がおよび、あのコロンブスが、東方見聞録を愛読していたということでした。実際、彼が所有していた東方見聞録の本にジパングに関する書き込みもしていて、ジパングを追い求めていたと考えられるそうです。
そして、ジパングを目指していたところ、アメリカ大陸に到達して新大陸の発見につながったことが想像されるということで、冒険浪漫を感じる壮大なお話でした。
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