​NHKヒロイン誕生!「ZARD・坂井泉水×河村花」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
90年代の音楽シーンを席巻したZARDの坂井泉水。
大人気アーティストでありながらメディアの露出は少なく、全国ツアーも1回だけ。ミステリアスな一方、力強さを備えた坂井の音楽世界は、どう生み出されたのか?

20歳の新進女優河村花が、その秘密に迫る。

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劇的な人生を送った女性を、若手女優がその生き様を学びながら、最後にその女性を演じて一場面をドラマ化した番組です。

初回は、2007年に40歳で亡くなった歌手、ZARDの坂井泉水さんの素顔に、女優・河村花さんが迫った回でした。

最初に、彼女がレコーディングしていたスタジオを訪れて、関係者にお話をうかがいました。
当時、坂井さんがレコーディングする際は、自分のいるブースとスタッフのブースの間のガラス間仕切りをカーテンで遮断して、自分1人の世界で1日中歌い続けていたということです。姿を見られたくないのと、雰囲気に入り込むためで、本人が納得いくまで何回もやり直したそうです。

彼女は芸能活動をして1年後に、1人の音楽プロデューサーと出会い、ZARDのボーカルとして始動することになりますが、坂井泉水という名前は、そのときにプロデューサーが付けた芸名で、この名前には「平成に生きる昭和の女」という明確な設定が決まっていたということです。平成の時代、夢を追いかける男性をそばで応援している、そんな昭和的な女性というコンセプトだそうです。

プロデューサーは、あえて作詞を彼女にゆだね、彼女は作詞を通じて坂井泉水を追求し続け、彼女自身が坂井泉水を作り上げていったということです。

ブレイク後、メディアに出演しなくなったのは、楽曲制作に全力を注ぎこむためだったそうですが、坂井泉水のイメージを保つ意味もあったのではないかと思われ、彼女の真摯な姿勢を感じました。
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