NHK神様の木に会う 第2話「にっぽん一の巨樹」

- 映画・テレビ鑑賞
(番組HPより)
神秘の巨樹。古来、日本人が崇めてきた南北の日本一の巨樹をご紹介します。津軽の大イチョウ、圧巻の美しさをたっぷりと。まさに巨樹の横綱!蒲生の大クス。驚きの秘密、神秘の生命力に迫ります。

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再放送を視聴。
青森のイチョウと、鹿児島のクスの巨樹を紹介した回です。

青森県深浦町にある「北金ヶ沢のイチョウ」は、樹齢1000年、高さ31mの日本一大きいイチョウだそうです。太さ22mの幹の足元には、垂乳根と呼ばれる枝のようなものが幾つも垂れ下がっていて、垂乳根は空気中に現れている気根という根っこのことだということです。
雪に包まれた景色に空高く広がる黄葉が、北国ならではでとてもきれいでした。

鹿児島姶良市の蒲生八幡神社の境内にある「蒲生の大クス」は、樹齢1500年。巨樹の大きさは地上1.3mの幹回りの太さで決まるそうで、蒲生の大クスは幹周24.2mで、国が日本一に認定した日本最大の木だということです。

この木を中心に神社ができ、人が住み、町ができたとされ、古くからご神木としてあがめられてきたそうです。

幹の中には空洞があって、中に入ることができ、内部は洞窟のようでした。中が空洞になるのは、クスの老木の特徴だということです。木は中が空洞でも、根から吸収した水分や養分を表面の樹皮を通して吸い上げるため、生きることができるそうです。

1985年の台風で、大クスは葉っぱがほとんど落ち、枝が何本も折れるなど大きな被害を受けましたが、住民らの手厚い保護もあって復活したそうで、悠久の時を経て、幾度もの危機を乗り越えて堂々と立ち続ける姿がありました。
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