NHK2030 未来への分岐点 (4)「“神の領域”への挑戦~ゲノムテクノロジーの光と影~」

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番組HPより)
生命の設計図を操るゲノムテクノロジー。2030年、ゲノム解析のコストは限りなくゼロに近づくと試算され、人類は地球上のあらゆる生命の遺伝情報を手に入れることが可能になる。その先に、どんな未来がまっているのか。

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生命の遺伝情報・ゲノムを操るゲノムテクノロジーの最前線の現場を取材し、その光と影を考えた回です。

ゲノムテクノロジーは急速に進歩し、昨年のノーベル賞受賞者の功績もあって、いま遺伝情報を思いどおりに作り変えることができるようになっているということです。

遺伝情報を操作できることによって、重い病気を治療したり、生産性の高い食物や温暖化に強い食物を作り出したり、あらゆる分野で問題となっていることを解決できる可能性があるそうです。
その一方で、懸念されるリスクも大きく、デザイナーベビーと呼ばれる望み通りの子供を生み出す倫理的問題や、未知のウイルスが生まれる恐れがあるなど、技術が暴走していく未来が懸念されました。

光が強いほど影の部分も強くなると専門家の方が言っていたのが印象的で、遺伝情報を操る行為は、まさに神の領域に足を踏み入れようとしている畏怖の念があって考えさせられました。
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