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番組HPより)
養老先生と秋の鎌倉、瀬戸内海の島を巡る。コロナがもたらした変化を受け止め、老作家は新たな本の執筆に着手する。
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2021年秋、解剖学者の養老孟司さん(84歳)が過ごした日々をつづった番組です。
この秋、ベストセラーになった「バカの壁」の続きとなる新たな本「ヒトの壁」の執筆を中心に、秋の鎌倉や京都の寺院を訪ねたり、瀬戸内の島を巡ったりする養老先生の日々が紹介されました。
新しい本「ヒトの壁」は、コロナ禍になってから書き始めたもので、この間、猫 まる との別れがあったり、先生自身が心筋梗塞の病気になられたりして、生死を考える2年間でもあったということで、気が滅入るだけでそのことに触れたくなかったそうですが、向き合って書いたということです。
瀬戸内の旅では、東大のプロジェクトで、虫の分布をめぐる四国の謎に迫ろうと、子供たちと瀬戸内の島を巡って虫を調べる調査に出かけました。調査では、子供たちと一緒に熱心に虫の観察をされて楽しそうでした。その中で「“夢中になってる時間”が大事。人生のうちでそういう時間がどのくらいあったかが、人生の価値を決めるような気がする」と話されて、印象に残りました。