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番組HPより)
埼玉県中央部の北本市。大宮台地の上に市街地が広がり、西側を荒川が流れる。台地の端には小さな谷がいくつも刻まれている。谷戸と呼ばれる地形で、雑木林に囲まれ、湧き水が作る池や湿地が点在する。春から初夏、埼玉の谷戸を訪ねる。
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春から初夏、埼玉県北本市の谷戸に息づく生きものたちを見つめた回です。
緑豊かな雑木林に囲まれた谷に池や湿地が点在し、林や水辺には多くの生きものたちが暮らしていました。
特にこの谷戸を代表する生きものがトンボで、日本に住むトンボの4分の1にあたる50種以上が記録され、トンボの楽園だそうです。
クロイトトンボやクロスジギンヤンマなど様々なトンボが水辺を舞う姿があり、この時期、オスとメスが出会い、メスが水中の植物に卵を産み付ける様子が見られました。
また、水がある場所には卵を産まず、湿った土や朽ち木に産むサラサヤンマというユニークなトンボも見られ、多様な生きものが命をつなぐ姿があり、都会に残る貴重な自然に思われました。