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番組HPより)
大分県豊後大野市は日本一の干しシイタケの産地。全国にはコナラをホダ木に使う産地が多いが、ここはクヌギだ。人々はいいクヌギを育てるために草を刈り、明るく肥沃な環境を保ってきた。
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大分県豊後大野市で、シイタケ栽培のために農家が育てているクヌギの森を見つめた回です。この地は江戸時代からシイタケの栽培が行われてきた産地だそうです。
シイタケは丸太に菌を植えたホダ木で育てて栽培され、全国の多くの産地ではナラの木をホダ木にしますが、ここではクヌギを使っているということです。シイタケはホダ木の養分を吸って成長するそうで、ここでクヌギをホダ木に使うのは、クヌギが一番栄養を持っているからということです。
また、クヌギの木を伐採しても、切り株から新しい芽を出してあっという間に成長するそうです。株が残っていれば枯れることはなく、何度もホダ木をとれるそうです。
このため農家ではクヌギを近くの山で育てていて、ホダ木に適した樹齢15年目のクヌギを伐採しては新しく芽を出したクヌギを育てて、森をよみがえらせていました。
クヌギの木々が何度も若返ることで、チョウやカブトムシ、さまざまな植物が息づき、多くの命を支えている豊かな森でした。