NHK歴史探偵「武士の都・鎌倉」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
武士の都、誕生の秘密を徹底調査。町への侵入ルートに設けられた恐るべきワナとは!?

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武士の都だった鎌倉の町づくりの秘密に迫った回です。

今は風光明媚な観光地ですが、もともとの鎌倉は源頼朝が築き上げた武士の都で、戦を意識した軍事都市だったということです。

三方を険しい山に囲まれ、南側が海に面した鉄壁の地形で、頼朝がこうした防御に適した地形に目をつけ、ここを拠点にしたということです。

頼朝はゼロから町を作っていくわけですが、どのように町を作ったか、中心となる鶴岡八幡宮や自分の屋敷をどこに配置し、有力武士たちをどこに住まわせたか、地図上でマッピングしながら解説があって分かりやすかったです。

鎌倉の地は、このように防御に優れていましたが、険しい山に囲まれているため十分な物資を運び入れることができない問題があり、そこで各方面からアクセスしやすいように侵入ルートを作ったそうです。

山に溝のような道を作ったのが「切通(きりどおし)」と呼ばれる侵入ルートで、通行しやすくなる上、敵が攻め込んできたときには防御力もあるものだということです。番組では、現地でサバイバルゲームをして実験したり、コンピュータ上で戦闘シミュレーションをしたりして、切通の防御力を検証して面白かったです。

そんな鉄壁の守りを誇っていた鎌倉ですが、最期となる戦のとき、奇跡的な自然現象が起きたことで、意外なところから敵に攻め込まれて、鎌倉は陥落することになったということです。
当時の鎌倉は、全国各地の人、物、お金が強力な掃除機に吸い寄せられるように集まってきて栄えていたそうで、栄枯盛衰を感じるお話でした。
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